出演者情報
※2022かわさき市民第九の出演者情報は現在準備中です
以下の情報は2021かわさき市民第九のものです
指揮者 長田雅人
Photo by Takashi Fujimoto
1962年山梨県甲府市生まれ。東京音楽大学を経て桐朋学園大学にて指揮を学ぶ。小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、紙谷一衛、O.コッホの各氏に師事した。1990~1991年ウィーン留学。オーストリアで開かれたワークショップ「20世紀の音楽」へ参加し、ミュルツタラーカンマーオーケストラを指揮した。帰国後、JMJ(青少年音楽祭)、仙台フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪交響楽団等を指揮し、東京室内歌劇場において副指揮者を務めた。1994年フランスで行われた「若い音楽家のための国際コンクール・指揮部門(審査委員長G.プレートル)」において入賞。1998~2002年世田谷フィルハーモニー管弦楽団音楽監督。2004年ベトナム国立交響楽団に客演、翌年定期公演デビュー。ミュージカルにおいては東宝ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」日本初演、「南太平洋」を指揮した。合唱指揮者としての活動も多く、東京アカデミー合唱団、ホテルオークラ第九、また小泉和裕、E.インバルといった指揮者のもと、東京都交響楽団による定期公演、第九公演、またマーラー・ツィクルス等において合唱指揮者(合唱:二期会合唱団)を務めた。現在、オーケストラ・ダスビダーニャ常任指揮者、甲府室内合奏団常任指揮者、室内オーケストラと合唱によるAGORA指揮者、SJPO(品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ)音楽監督、サタデーコーラス指揮者、東京アカデミー合唱団指導者を務める他、国内のオーケストラ、東京二期会等への客演を重ねる。
指揮者からの挨拶
Adagio ma non troppo ma divoto の旅は儚くも美しくそして緩やかに続く。
作曲者は速度指示表記に加え敢えてこう添える。
divoto 、、、敬虔に。
”Ihr stürzt nieder,Millionen?”
静謐なる、祷りと沈黙。
そして、問い。
人類よ、神よ。
「歓喜」の調べとともに、世界で一番美しい「静寂」と「沈黙(休止)」を一緒に創り上げましょう。
ソプラノ 塩田美奈子
国立音楽大学卒業、同大学院首席修了、及び文化庁オペラ研修所修了。
第19回イタリア声楽コンコルソ優勝・シエナ大賞、ジロー・オペラ新人賞、アリオン賞、五島記念文化賞オペラ新人賞の各賞を受賞。五島記念文化財団の留学生としてミラノに留学。二期会『椿姫』に主役ヴィオレッタで彗星のごとくデビュー。劇団四季『オペラ座の怪人』カルロッタやNHK「歌謡コンサート」「みんなのうた」 BS「日本の歌」などの歌番組にも出演し、オペラ歌手の枠を越えた才能を発揮。
プラハの春国際音楽祭に招聘され、プラハ城でのリサイタルとフィナーレ公演「第九」ソプラノ ソリストとして出演し、地元紙に《クリスタル・ヴォイス》と称される。2004年ムシカ・コンポステラにてスペイン音楽のディプロマと第1位プレミオ、アンドレ・セゴビア賞
を受賞しスペイン音楽のスペシャリストとしての地位を確立した。
抜群の歌唱力と豊かな表現力で《オペラ女優》と評される一方、後進の育成にも力を注いでいる。二期会会員。洗足学園音楽大学教授。国立音楽大学講師。二期会スペイン音楽研究会代表。二期会オペラ研修所講師。
アルト 藤井麻美
洗足学園音楽大学及び同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁新進芸術家海外派遣制度研修員としてイタリアにて研鑽を積む。
B.Franci国際オペラコンクールにて特別賞を受賞。その後Teatro Gentile等イタリア国内複数の劇場にて「蝶々夫人」スズキ役としてデビュー。ガルダ湖Limone音楽祭に「スタバト・マーテル」アルトソリストとして出演。
これまでに「フィガロの結婚」、「コジ・ファン・トゥッテ」、「リゴレット」、「椿姫」等多数のオペラでメゾソプラノの役柄を演じ、宮本亞門演出「蝶々夫人」スズキ役で東京二期会にデビュー。日生劇場では「魔笛」、「ヘンゼルとグレーテル」、「ルチア」に出演。
洗足学園音楽大学講師。二期会会員。
テノール 高田正人
東京藝術大学、同大学院修了。二期会オペラ研修所修了(優秀賞受賞)。イタリア政府給費生、及び国際ロータリー財団奨学生としてイタリア・ピアチェンツァ国立音楽院に留学、また2010年より文化庁在外研修員としてニューヨークでも研鑽を積む。イタリアで『ウェストサイドストーリー』(トニー役)を始め、ミラノ、ニューヨーク、台湾などでコンサート等に出演。帰国後は東京二期会60周年記念『こうもり』を始め『椿姫』『フィガロの結婚』『蝶々夫人』(宮本亞門演出)、日生劇場『リア』、NHK音楽祭『サロメ』(ゲルギエフ指揮)等数多くのオペラに出演。小澤征爾音楽塾特別公演『カルメン』、サイトウキネンフェスティバル子供のための『第九』等のソリストも努める。
オペラ界のトップスターを集めた男声オペラユニット『The JADE』メンバー。また、NHK『ラジオ深夜便』の出演や、演劇『刀剣乱舞』劇中歌、NHK大河ドラマ『西郷どん』歌唱指導など多方面で活躍している。
洗足学園音楽大学客員教授。平成音楽大学客員教授。昭和音楽大学非常勤講師。二期会会員。
バス ジョン・ハオ
中国出身。東京芸術大学大学院音楽研究科声楽(オペラ)専攻修士課程終了。在学中、芸大創立120周年記念オペラ公演「ラ・ボエーム」のコッリーネ役で日本におけるオペラデビューを果たし、一躍脚光を浴びた。
今迄オペラ歌手として『ドン・カルロ』、『セビリアの理髪師』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『魔笛』、『トゥーランドット』、『ラ・ファヴォリータ』、『マクベス』、『第九』、『レクイム』、『荘厳ミサ曲』など重要な役を演じた。
2008年、シアターオペラ『イリス』に出演、指揮の井上道義からは「どこに出しても恥ずかしくない本当のバスの声」と評された。2012年、二期会創立60周年記念オペラ公演『ナブッコ』ザッカーリア役に出演、新聞紙上で高く評価された。
2007年、第38回イタリア声楽コンクール(毎日新聞社、日本イタリア協会主催)シエナ部門において第1位シエナ大賞受賞。2008年5月首相官邸で開催された中国胡錦濤国家主席を迎えての晩餐会(福田首相主催)の席で日本と中国の歌を披露。
二期会会員。
合唱指揮 柴山秀明
国立音楽大学声楽科卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。
大学在学中より現在に至までオペラ、ミュージカル、コンサート、演劇、等色々な舞台と様々なキャラクター(酔っぱらいから鳥の声まで・・)を数多く経験。
96年~01年、ミラノに留学。イタリアでも様々なコンサートに出演。
現在はオペラ活動のほかにオペレッタ、ミュージカル、 役者、声優、CM、海外ドラマ、
洋画吹き替え(ジョニー・デップ主演「チャーリーとチョコレート工場」、「コープスブライド」・・)
PlayStation®2「PS2版ギターフリークス & ドラムマニア 特別V3版」等、声演技を生かした様々なジャンルのパフォーマンスにも積極的に取り組んでいる。
日生劇場でオペラ『アイナダマール』(日本初演)にて闘牛士役及び俳優 長谷川初範さんと芝居仕立ての作品解説も行う。
またタレント養成でも信頼は厚く、歌手、役者、声優等へのヴォイストレーナーとしても、高い評価を得ている。
コンサートの企画、高校生などにミュージカルの歌、演技指導、演出なども積極的に行っている。
現在数多くのアマチュア合唱団の指揮者を務めている。
藤原歌劇団準団員。日本合唱指揮者協会理事。
稽古ピアニスト 谷塚裕美
国立音楽大学ピアノ科卒業。弦•管楽器をはじめ、声楽の伴奏ピアニストとして多くの音楽家と共演。また、テレビドラマ等のメディアでも活動する傍ら、後進の指導にあたる。日本演奏連盟所属。
イタリア短期留学を経て、2012年には、オペラ・オペレッタ・クラシック企画演奏団体Y's company(ワイズカンパニー)を発足、代表兼ピアニストとして団体を牽引。